4月19日(土)
のんこダイナミックと舞ダイナミックのお友達であるタクちゃんとウッチーの結婚パーティーにダイナミックオーシャンズが出演させてもらった。
『人生の門出をダイナミックと共に!』。
新郎新婦の正気の沙汰とは思えぬ決断に拍手を贈りたい。もちろんお二人の輝ける未来にも拍手だ。おめでとうございます!
俺はあまり結婚パーティーに出席したことがないので物珍しくて会場内をキョロキョロしていた。
新郎新婦のヒストリー映画が上映されているのを見る。おふたりの馴れ初めや色んな友人のお祝いの言葉などがインサートされている映像を見てると次第に気持ちが盛り上がってきた。
「うおー、結婚ってイイなぁ!お二人の幸せよ永遠なれ!俺も近々『パフューム』の一番髪の短い娘と結婚するゾ!」
大変イイ気分になってきた。ナントカという名の甘くてオイシイ酒を10杯くらい飲んだ。ものすごくハッピーになった。今すぐ全裸になりたかった。
出番が近づいて来たので楽屋へ連れ戻される。4人でミーティング。
「ねえ『いつまでも続く恋』と『ワイキキ』だけだと絶対にすべるわよ!それでいいの?」
ともみDがドンとテーブルを叩く。新郎新婦からのリクエストがその2曲だったのである。そして俺達が結婚式で歌えるような歌はこれくらいしかない。
「じゃあつかみで『鼻毛』でも演ろうか…。」
俺がつぶやく。ちぃっとばかり下品だがご愛嬌で許してもらおう。
「『鼻毛』だけだと弱いわね。頭でぶっ叩いて客どもを黙らせる必要があるのよ!」
そもそもともみDは自分の結婚パーティーで『俺の女房は北京原人』を歌った新婦である。もはやコワイものなどナイのである。バンド内でもっともタカ派の強行論者である。あのー奥さん、ちなみに今日は結婚パーティーなんですけど判ってる?
「舞ちゃん今日はバトン持ってないの?新婚初夜の精力剤として『ホルモン』でも演ってやろうか?」
舞Dにたずねる。
「人のコトをなんだと思ってんのよ!普段からバトンなんて持ち歩いてる訳ないでしょ。まして結婚式になんでバトンが要るのよ。持ってる訳ナイでしょ!」
確かにごもっともな話だ。舞Dが町なかでバトンを振り回していたら危険すぎて爆弾処理班さえ近づけまい。
「ちょっとぉ急に曲を増やすのやめてくれる?今日は譜面台がナイんだから、アタシは1曲も弾かないわよ!」
のんこDが絶叫している。
「『ワイキキ』と『続く恋』も譜面台がなきゃ弾かないわよ!そうよ、この机を譜面台代わりにステージに出してよ!」
その机はダブルベッドくらいある巨大なテーブルだった。収拾がつかん。
外のステージでは大道芸の人がガンガン笑いを取っている。楽屋内に緊迫したムードが漂う。さあどうするダイナミック?
「…じゃあ、ラストに『対人恐怖症』演ろうか?」
俺がポツリと言う。そして一同を見回した。
人様の晴れの結婚パーティーでこの曲を歌うというのは明らかに余興の域を超えている。多くの人達の心をズタズタに引き裂くかも知れない。その辺りのコトも読み込んでおけよ。
「譜面台さえあれば『水子』だって歌うわよ!」
のんこDが絶叫した。覚せい剤が切れた時よりも譜面台がナイ時の方が彼女は錯乱する。譜面台ジャンキーなのだ。
しかし、そんなこんなで祝いのブライダル・ロックの火ぶたは切って落とされた!レッツゴー・ダイナミック!ダーティロックで健全な夫婦生活だ!ノーミュージック・ノースワッピング!ここにいるみんながタクちゃんとウッチーの幸せに酔い痴れているんだぜ!おめでとう、ブライダル・ロック!
4曲だけだったがワンマン並みに大汗かいて熱演したぞ。ふたりの門出を祝う日に『おしっこ顔にかけるぞ』という歌を歌えるチャンスを与えてくれてありがとう。そしてその曲で踊り狂ってくれた新郎よ、テメエは泥酔しすぎだぜ!でも嬉しかった!
幸せなオーラに包まれて俺達も楽しく演らせてもらったな。また今日も忘れられない一日になりそうだ。新郎新婦のお二人、本当にありがとう。そして末永くお幸せに!


パフュームのショートカットの子かわいいよね!
頑張って結婚してよ!!!!
楽しく出来てよかったわ。
皆も「おもろかったで」いうてたよ。
グラシアス。