2015年04月27日

線香花火のような命でも

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4月22日(水)

休日。それなのに朝5時前にはノソノソと起き出してソファに座ってボーッとしていた。

毎日疲れすぎて早寝してしまう。だから必然早起きになる。
『早起きは三文の徳』だなんて言うけどそんなの実感したことねーぜ。いったいどんな徳があるんだよ?

毎朝、目覚めと共に死にたいくらいの失望感に襲われる。やりきれない気持ち。キライだ、とまでは言いたかないが、とにかく不得意なんだ。生きるというコトが。
1日の始まりっておおむねこんな感じだ。

昼頃までボーッと放心していた。

いつも時間が足りねーだの生き急ぎてーだの言ってるくせに、テメエは何をやってんダヨ?と思う。
何もせずアホみたいにボーッとしちゃってさ、尻毛とかブチブチ抜きまくっちゃてさ、いい加減、無作為に時間を過ごすのはやめてくれ!

夕方近くになってようやく外出した。阿佐ヶ谷のギャラリーに行ってきたのだ。

俺が心の底から愛している『ゆるめるモ!』のメンバー、あのちゃんがモデルを務めた写真展があり、今日がその初日だった。

今すぐギャラリーに急行してあのちゃんの写真をガン見するしか生き残る道はなかった。それらの写真はピューリッツァ賞を間違いなく総ナメにするだろう。今日見ないでどうすんだよ。安易に明日があるなんて思わないでくれ。

阿佐ヶ谷に着き、珍しく迷うことなくギャラリーに辿り着けた。

俺は正座して写真を見た。一枚見るたびに土下座をしながら拝見した。

「あ、あのちゃん!神々しいぜ!光輝いてるぜ!希望の光だぜ!」

アイドルが本気で力を出せば全世界はやがて平和になるのではナイカ?
そんな妄念が確信に変わるほどアイドルとはすごいものなのだ。我々ヲタ一人ひとりの心にとってはね。
この写真展を訪ねてよかった。とても素敵な気分になれたのは言うまでもナイ。

ギャラリーを出るとヲタ仲間の竹井さんからラインが来た。

「つのもりさん、今あのちゃんが竹下通りで街宣してますよ!ツイキャスもやってます!」

とてつもない情報のリークだった。

あ、あのちゃんが?今、原宿に?
俺はアワワワと混乱してしまい、頭髪が一本残らず抜け落ちてしまった。とりあえずヅラを買いたい。

今、原宿でゆるめるモ!の赤坂ブリッツワンマンに向けて、あのちゃんがゲリラ的にチラシを配って宣伝しているのだという。マジかよ!なんてことなんだよ!

俺は脱兎のごとく中央線に飛び乗った。とにかく行ってみよう。ひとことあのちゃんに「がんばって!」と声援を送りたい。ガン無視されるコトは1億%わかっちゃいるが。止むに止まれぬこの気持ち!

原宿へ向かう電車の中でずっとツイキャスを見ていた。
黒いKKKみたいなカッコをしたプロデューサーに肩車されて道行く人々にビラを配っている。

竹下通りに突如として現れたパフォーマーの一団にしか見えないかも知れないが、俺みたいな筋金入りのファンからすればハピネスと平和の極限のような光景なんだよ。

今日、この日、雨の中、プロデューサーさんに肩車されながら、あのちゃんは嬉々としてチラシを配り、通行人と会話をしていた。楽しそうにノッテいた。

俺は過ぎゆく1分1秒がモーレツに愛おしくなってきた。
あのちゃん、がんばってるな。だってゆるめるモ!最高だもんな。それをみんなに判らせるためならこれくらい何でもナイことだよな。

「あ、チラシもらってくれてありがとう。お礼にアメあげる」

通行人にアメちゃんをバラまいていた。

まだまだ無名だから道行く人人から「ももクロ?」だの「AKB?」だの言われても、そのつど「ももクロの水色のあのです」とか「総選挙第1位のあのです」とかホントにテキトーな切り返しをしていた。

あのちゃん、気高いなぁ。かっこいなぁ。それでいて憂愁の影があるなぁ。そしてなんて平和な光景なんだろう。そうつぶやきながら、電車の中で涙ぐむアラフィフのド中年。こちらの方はまさに凄惨な修羅の光景である。キモすぎ警報発令中。

原宿に着き竹下通りに入るとすぐにあのちゃんはいた。

俺の身体じゅうの細胞が喜んで喜んで大爆発して喝采を送っていた。あのちゃんの後ろ姿に向かって。

なんの脈絡もなく突然『生きているのが楽しい』と思った。朝は死にてー死にてーってうめいていたのに。

生まれてきてよかった。平安時代とかじゃなくてよかった。室町も鎌倉もダメよ。江戸時代だって無理だからね。縄文時代なんて意味さえわからないし、原始時代とか論外だからな!

現代でホントによかった。ゆるめるモ!と同時代で本当に幸運だった。ホントにホントにラッキーだった。


人間誰しも生きる才覚がある訳ではナイ。
いつも堂々と胸を張って、自信満々で生きてるヤツらには到底理解デキナイかも知れないが、世の中には、普通に生きるてるだけで死ぬほど怖いという人間がいるんだ。

怖がる人々は、小さな幸運が無いと生きてゆけない。それくらい命の炎がか細くて線香花火なのだ。危うすぎて儚い。

だが今はか細い線香花火でも楽しく幸せに生きていけるのではないか?そう自分に問いかける。オメーはもう心配しなくていいんダヨ…。

なぜなら、オメーはゆるめるモ!を見つけたんだから。ハラハラもするけど、いつだって幸せな瞬間ばかりだもんね。

毎日、一生懸命、聞きなさい。ゆるめるモ!を。
posted by ツリー at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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