2014年02月24日

下北沢レテでのバースデーライブにいらしてくださり、本当にありがとう!!

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2月14日(金)


記録的な大雪の日、下北沢レテではワタシのソロワンマン「オゲレツ独演会」が強行されようとしていた。
しかも2月14日はワタシの誕生日なのである。自分の誕生日にワンマンライブを強行する。人智を超えた愚行にオーディエンスの怒りが爆発した。

「つのもり!巨悪だ!絶対に許せねえ!殺すしか無い!」

ひっきりなしにかかってくるキッズどもからの殺害予告で自宅の電話はパンク寸前となった。

「つのもり!14日は絶対に行くぜ!そして全員でキサマのはらわたを引きずり出してやる!」
「俺の仕事は土方だ。キサマのケツの穴につるはしを振り下ろしてやるぜ!」

普段は心やさしき音楽ファンの彼らをここまで凶悪なシリアルキラーに変えてしまう俺のライブとはいったい何なのだろうか?

俺自身、誠実に音楽を続けてきたつもりだ。無慈悲な殺害予告を受けるために25年もの間、俺はドロ水をすすってきたワケではナイのだ。

「地獄で畜生道をひた走るブタ以下のキチ◯イどもが!マジやかましいぜ!どっからでもかかって来い!返り討ちにしてくれるわッ!」

俺は激昂して吠えまくった。「目には目を、歯には歯を」は俺にとっては「ラブ&ピース」と同義語だ。
一日24時間、1秒も休まず人間関係でモメていたい。命果てるまで人生はトラブルの連続であって欲しい。
そんな俺の切なる願いをオーディエンスはいつだって叶えてくれる。この世で彼らだけが、かけがえのない存在なのだ。彼らの笑顔のためなら俺はなんだってやるだろう。

「だったら早く引退しろ!」
「佐村河内!どう考えても2月14日誕生日ってウソだろ!」
「後期高齢者!ホントはもっと年寄りなんだろう!46歳なんてサバ読みなんだろ!」

情け容赦ない怒号が飛び交う。
なんなんだよ、テメエらは?この客どもの怒りを鎮めるコトなど、もはや神でも不可能なのか?

だが彼らはこんな大雪の中をやって来てくれた。大変な苦労をしてまで俺に会いにきてくれたのだ。ありがたい。そして心底愛しい。俺と客どもとの友情と信頼はもはや臨界点まで上り詰めた。

その結果、俺に対する怒りが爆発した。怒号が鳴り止むコトはなかった。マ、マズイ。とにかくライブを始めなくては…。彼らが暴徒化するのは時間の問題だ。血に飢えたオーディエンスが俺の命を狙っている!

第一部
1.いつまでもOnly You
2.整形美人
3.温泉へ行こう
4.あなたの喪主になる
5.気絶節

第二部
1.君がいれば幸せ
2.年の差なんて気にしない
3.木魚
4.私の息子は将来の横綱
5.部屋へおいでよ(倒壊ブルース)
6.うなぎの唄

アンコール
1.グラタンを食べよう
2.ものすごく幸せ

でした。なんか曲数が足りない気がするが思い出せない。なぜなら、何も思い出せないくらい忘我の境地だったからだ。それくらい幸せだったからだ。

こんな大雪の日に、交通手段も危ないというのに、遠くから俺のライブにいらしてくださった野郎どもが、こんなにもいてくれた。本当に嬉しかった。自分は世界で一番幸せな野郎なのだと確信した。自分にとって大切なものを、今夜すべて与えられた気がしたのだ。

超豪雪の八甲田山だったが、レテの中は例えようが無いほど平和だった。ハートウォーミングなピースが充満した。俺は実は平和が大好きなんだ。平和だけが好きだと言ってもよい。もめ事も好きなんだが。

あらゆるモノゴトが信じられず、得体の知れぬ恐怖が押し寄せてくる毎日だ。俺は時おり生きているのが怖くなる。
そうではあるが、今夜のキッズどもの笑顔は「ジジイ、何も怖がらなくてイイのだ」と言ってくれているように感じた。
楽しければ、おのずと恐怖は遠くに行く。笑顔だけが残るハズなのだ、と。

今宵この時、まさに俺は「往生」したのだ。「ロックンロール極楽大往生」したのである。
いらしてくださった皆さんが、おれを極楽浄土にいざなう天女だった。本当にありがとうございました。
そしてレテに来ようとしたが交通事情等でやむなく断念せざるを得なかった皆さん。キサマ達全員に心の底からありがとうを言わせてほしい。マジ激烈に感謝しているぜ。

今宵、お金で買えないものを俺は与えてもらった。欲しいものはすべて金では買えないものばかりだ。金髪のコールガールは以外は。そうだろ?

いつまでも永遠にリアルグラッチェを叫ばせてほしい。皆さん、本当にありがとうございました!

写真はツリーマニアユニオン、まきねこが用意してくれた「46歳ケーキ」である。

「46→シロー→死霊」。

というわけで凄まじい呪いのこもった「死霊ケーキ」をみんなで貪り食った。ゾンビがはらわたを食いちぎるようにね。

こうして楽しく幸福なひと時は終わりを告げた。

ひとりの人間に与えられるには、あまりにも大きすぎる幸せを両手に抱えて、俺は雪の中、家路へと向かった。

翌朝、レテのすぐ近くで「シャイニング」のラストシーンのジャック・ニコルソンのような表情で雪に埋もれている俺が発見された。フンドシいっちょでカチンカチンに凍っていた。

アデュー。そして、ありがとう。これぞまさに浄土だ。俺は生涯忘れない。決して忘れてはナラナイ夜だったのだ。本当にフォーエバーグラッチェ。みなさん、また会おう。
posted by ツリー at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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