2014年02月10日

苦しみつつ なおはたらけ 安住を求めるな この世は巡礼である

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2月4日(火)

最近は買ったマンガにハズレることが多くガッカリである。
マンガに関しては新しいものも貪欲に読んでゆきたいと思っているのでハズレるとショックはなおさらデカイ。

そうではあるが、もうガキの恋愛モノや思春期っぽいサイコなヤツは実際ホントにウンザリになった。

「恋愛マンガ読んで胸キュンしまくる「46歳♂」。これくらいこの世でみじめなモノがあるのかよ!」

俺は錯乱して家じゅうの壺という壺を叩き割りまくった。
万年彼女ナシのキモオタオヤジが「好きっていいなよ」とか「となりの怪物くん」とかを読んでるのは、やっぱり精神衛生上よろしくないとやっとこさ判った。イケメン高校生と激カワギャルの恋愛話にリアリティーなどあると思うか?ポン引きがデリヘル嬢を狂ったように殴りまくる話しとかじゃダメなのか?とにかく、もっと人生の悲哀を感じられるような、熱い血の流れた作品がほしーんだぜ。俺の孤独すぎる獣道人生をナメんじゃねーぜ!

そのように憤懣やる方ない想いを抱いておられる諸兄にワタクシがオススメするマンガがコチラの作品なのであります。

望月峰太郎「ちいさこべ」@〜A続刊(写真)でありやす!

最初本屋で見かけた時「なに?「ちいさこべ」ってひょっとして「山シュウ」なの?」と思い手に取ってみた。はたしてやはりその通り、原作は山本周五郎で望月峰太郎が設定を現代に変えて劇画化しているのであった。

俺は若い頃、かなり熱心に山本周五郎氏の作品を読んでいた。
「青べか物語」や「季節のない街」など何十回読み直したかわからないくらい激読みした。生きていく上で自分にとって必要なものがあまりにたくさん散りばめられていた。

それを受け取れば、死ぬまで迷い子のような心細い気持ちで生きてゆかねばナラナイであろう、そんな黒々とした孤独と、決して心と心が通じ合うことのない酷薄と薄情がいたるところに散りばめられていた。俺はためらうことなくそれらを受け取った。


山本周五郎氏の作品をコミック化なんて、今までなかった試みで大変けっこうである。設定もキャラも面白いし、これからどうなるのか楽しみで仕方が無い。

「人生に必要なものは浪花節とリアリズム」。どなたの言葉だったかしら?
このバランス感覚がないと生きるのはヒジョーにむつかしいんダゾと愚かな迷い子に教えてくれた作家のひとりが山本周五郎氏であった。
posted by ツリー at 16:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
りつがキュート過ぎて苦しい。
Posted by がーす at 2014年02月10日 22:02
がーすよ、俺もりつがキュート過ぎて人生がツライんだ。もはや抑えきれず、雪の日も夜中にフンドシイッチョで井戸水をザブザブかぶっていた。今度一緒にかぶろう。
Posted by ツリー at 2014年02月11日 13:00
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