12月27日(土)
ベルリン少女ハートの新譜「UNDO THE UNION」を購入。そして熟聴。
これはまごうことなき傑作デアル。まさに二の句が付けられない素晴らしい作品だと思います。
このアルバムは初出の楽曲が特に素敵ですね。我々ファンにとって、初めて聴く新曲がたまらなく素晴らしいというのは、もうホンモノの幸せなのです。音楽を愛する皆さんなら重々おわかりデスヨネ。モチロン既発曲の名曲感も尋常ではありませんが。
創意工夫の権化と言える楽曲と素晴らしいボーカル、およびボーカルディレクション。
何の情感も入っていないような歌。それでいて、ある種の凄まじいエモーションを喚起させる「装置」のようなベルハーの歌。最強のアーミーのようなベルハー装置。
ワタシがみずほちゃんのボーカルが一番好きって言うのは冗談でも何でもアリマセン。
棒読みのように歌う美しさと物哀しさを嫌というほど教えてくれたグループがベルリン少女ハートでした。
ワタシも歌うたいの一人ですが、棒読みでないとハートに響かなくなりました。もはや歌い上げるのは罪です。
プロデューサーのグループに対する偏執的なまでの愛情にも心が揺さぶられます。このアルバムは愛の結晶としか言いようがなく、聴いてて自然と涙が溢れてきます。愛しか詰まってないからです。ホントに素敵なアルバムですね。
「タンジェリン細胞」とかマジでオヤジ泣かせですよね。「ですよね」ってベルハーヲタに向けてしか話してねーのかよ。すみません、そんなコトはありません。常に音楽とハートの真髄に迫ろうと日々もがいております。ご容赦ください。
とにかくバカらしくて切ない曲ですね。カッコイイ。こんな曲を聞かされた日にゃあ、一刻も早くベルハーの現場に行って、カイちゃん列のチェキに並びたい衝動に駆られます。目の前でカイちゃんのあの狂った寄り目を見て安堵したいと思わないワケにはいきません。すみません、ヲタにしか判らない話しでした。
ベルハーの「UNDO THE UNION」は傑作です。ずっーと聴き続けていたいアルバムです。ベルハーのことを好きになってホントに幸運だったなと思います。胸をなでおろしています。
カッコイイものは、グラグラにもろくて泣けてきますよネ。しっかり根の張った、自信満々の音楽は苦手デス。儚くてグラグラで不安でないといけません。でないと聴いてて泣けてこないからね。
胸にジーンときて涙ぐむのがロックでしょ?人それぞれですが、ワタシの場合はそれしかナイんです。
というワケで、ひとりでも多くの人にベルハーの「UNDO THE UNION」聴いて欲しいです。きっとフッ飛ぶと思うんですけど。機会があったら聴いてみてくださいね、ロックの人。
若い娘さん達にボロ負けしてるようじゃ情けナイと思いますよ、ロックの人たち。