5月4日(日)
職場の同僚に教えてもらって以来ハマっているのが『比沙家』の『京やきぐり』。天津甘栗ではなく栗をひたすらローストしたシンプルな焼栗である。驚くべき美味しさで、一度食べ出すと止まらない。
珍しく仕事が早番で上がれたのでその『比沙家』の焼栗を持ってとなりの百貨店で働く友人に差し入れに行くが不在だった。ではこの分も自分で食べよう。少し得した気分だ。
夜はひやむぎ。一束しかゆがかなかったので足りない。更にロールパン2個焼いて食べる。
YMO『BGM』聞く。
早く帰れた利点はたっぷり音楽に時間を費やせられる事だ。
メロディーは完成しているが歌詞が1行も思い浮かばないのが2曲ある。今夜もウンウン唸るがダメだった。
真夜中にDVDでハル・アシュビーの『さらば冬のかもめ』を見る。
40ドルしか入っていない募金箱を盗もうとして捕まった若い水兵に懲役8年の実刑が下される。
その水兵を刑務所まで護送する任務を受けた二人の中年海軍兵。
寒々しい冬の情景の中、3人が目的地(刑務所)へたどり着くまでの出来事や心の動きを淡々と追ったロードムービー。はっきり言って大傑作だと思う。
人間が生きていく事はヒジョーに哀しくて耐え切れない事の連続である。この世は『モーレツしごき教室』なのだと思っている。
ハル・アシュビーは決してこれ見よがしにでは無く、逆に地味すぎるほど淡々と人間の哀しみを描き続けた映画監督だった。そしてその奥には慈愛の輝きがあった。
『人を愛したり、不条理な人生を受けいれるのはとてもムツカシイ。しかしそれは絶対に可能だよ。』
そんな風に誰かに背中を後押ししてもらわなければ、とてもじゃないが生きてイケナイ。
だから俺は映画を見たりレコードを聞いたりするのだ。毎日毎日性懲りもなく。

