
11月22日(木)
朝6時半起床。今日は舞台『アンソロジー』の初日で大阪行きの日。
ゆっくり朝ご飯食べて家を出る。
2時入りだが実家に寄りたかったので早目に出発する。
薬が効いているのでとにかく眠い。乗車後即寝。京都で目が覚める。ヤバイよ、乗り過ごしてしまいそうだったよ。かなりアセル。
正午頃実家に着いた。
初めて甥っ子の裕生(ゆうき)君に会う。感動して言葉も出なかった。
ひたすら可愛い。死ぬほど愛しい。まだ首が座ってないのでコワくて抱っこできなかったよ。また次回会う時までおあづけだ。
実質1時間の短い滞在だった。母と最寄りの駅まで行く。見送ってもらったのだ。
「がんばんなさいよ。」
「ハイハイ、がんばります。ありがとう。」
母の一喝に気合いが入る。何ともありがたいコトだ。
梅田『Rain Dogs』へ向かう。
サウンドチェックと通し稽古。リハ終了後は外出せず。皆がいちように緊張している。ダイナミックでは楽屋でも本番前でも緊張感など皆無なので、いつもとかなり勝手が違う。
ほぼ定刻に舞台は始まる。自分が登場するまでに少し間があるため、それまでの待機時間にやたら緊張してきた。
きっかけを間違えずに舞台に出て行けた。さあガツンと行くぜ!
しかしながら客席を見てひっくり返る。普段のライブ会場とはまったく真逆の客層なのである。
とにかく『ミセス』の方々がたくさんいらして下さっている。宝塚スターであった大浦さんのファンの方々なのであろうか。普段レテに来てくれる異常者どもとは180度異なる方々ばかりである。
俺は反射的に下ネタを封印した。とてもじゃナイが言えないよ!舞台に立ってこんなにアタフタしたのは何年ぶりだろう。自分でもオカシかったな。
緊張感があり良い舞台だったと思う。とにかく初日が無事終わりホッとしたムードが皆に広がった。
「ツリー、出だしすんごいキンチョーしてたねぇ!」
朝子さんや舞監の神崎さんに笑われた。やはり下ネタとお客様への侮辱、罵倒の封印はちょっとハードル高すぎたかな?
反省会したあとホテルへチェックイン。その後打ち上げへ。
ミナミの黒門市場の中にある朝子さんの知り合いのお店に連れてってもらう。アゴがはずれるほど美味しかった!1時頃ホテルに戻り、即寝。咳が止まらなくなり寝付き悪かった。たまらず薬を飲む。
翌23日。11時チェックアウト。しかし俺はまだ爆睡。フロントから狂乱の『出て行け』コール。追い込みをかけられ全裸のままカバンを抱えてホテルを逃げ出す。
中崎町のスパゲティー屋『くそたれ』に行く。20歳の頃初めて一人暮らしを始めた時この近くに住んでいてよく通った店である。グラタン味のスープスパゲティーで俺はずっと愛し続けている。変わらない味なのだ。
1時に会場入り。
しばらくリハを続けていて休んでいたら俺の肩を叩く人がいる。てっきりお店のスタッフだと思い振り向いてびっくりした、なんと近藤さんではないか!
「うおっ、どうしたんですか、近藤さん!」
俺は驚きと喜びの声を張り上げた。
「いやあ、昨日から俺も大阪でライブなんだよ!ツリーの日記見たら大阪だって書いてあるから寄ってみたんだよ〜。」
近藤さんはいつもと同じくニコニコしながら俺に話かけてくれる。
本当なら俺が挨拶に伺わなきゃイケナイところなのに、相変わらずの近藤さんのやさしさに思わず胸が熱くなる。
テメエらも判るだろ?誰だってそんな近藤さんに魅了されちまうのさ。いやはやマジで嬉しかったデス!ありがとうございました!
そんな感じで気合いも入った所で意気込んで臨んだ二日目はグングン素晴らしさが増した舞台だったね!
朝子さんの歌も更に気持ちがこもっていて後ろで見ていて高揚した。
大浦さん、高市さんの演技、朗読は言うまでもなく素晴らしかった。
熊ちゃんとゆうすけさんの演奏陣も「今日は俄然グルーヴしてたね!」と笑顔でいっぱいだった。
東京公演はさらにイイ出来になるだろう。みんなも楽しみにしていて欲しい。
俺の中学の同級生でもあるマブダチの狂った男、ササキセイコもかけつけてくれた。久々の再開が嬉しかった。ササキよありがとう。皆さんにもヨロシクお伝えしておけ!
『Rain Dogs』の近くにある古本屋で見つけた百恵ちゃん映画『潮騒』のポスター(写真)を自分へのご褒美に買い求め会場を後にした。
イデホフと熊ちゃんとバリ子ちゃん(イデホフ&ほんじ夫妻の旧友でベーシスト。チョッパーバリバリ奏者なので『バリ子』との異名をとっているナイスレディーだ)と4人で晩ごはんを食べる。
最近はイデホフと熊ちゃんと俺の3人組やたらと晩飯を食ってるよなと笑い合う。仲良きことは良きこと哉、だぜ!
明日ライブがある熊ちゃんとは梅田で別れ、俺とイデホフのふたりで東京への帰路に就く。
久しぶりにイデホフとゆっくり色んなことを話しがらの2時間半だった。アッと言う間であった。
イデイさんは何でもオブラートにくるまずキチンと相手の身になってモノを言ってくれる人だ。俺は心底この男を信頼している。
とにかく色んな経験をさせて頂いたツアーだった。そんな機会を与えてくれた朝子さんに大感謝だぜ!そしてこのツアーに携わったすべての皆さんに大感謝さ。最後にいらして下さったお客様に最も大感謝だ。ありがとうございました!
と言う訳なんで東京公演は血の雨を降らせることを約束するぜ。楽しみにしててくれ!待ち遠しくて仕方がナイぜ!