
2月15日(木)
普段このブログで、やれ眠れねぇだの体がだるいだのばっか言っているせいで、昨夜は皆さんから入浴剤やお香、それに『究極の眠れるCD』なるリラクセーショングッズをたくさん頂きました。テメエら本当にありがとうございます。早速利用させて貰っているぜ。
そのお陰で今日は夕方まで断続的に眠り続けた。ありがたいコトだ。
母へ電話。色々と意見交換する。
シビれる体を引きずって外出する。自転車で市役所に行く。今日はとても風が強い日だったね。
役所の窓口へ行き用件を告げる。応対したオバハンは当惑した顔で俺に告げる。
「すみません、5時15分で業務は終了いたしております。」
え?マジで?と時計を見ると5時18分だった。
たったの3分である。住民票1枚ぐらいなんとか融通をきかせて貰えナイものだろうか?
「あいにく端末の電源をすべて切ってしまいましたので…。」
俺の申し出は却下された。仕方なく俺は彼女にこうささやく。
「テメエが電源を点けなきゃ10ヶ月後には俺の子供を出産するコトになるぞ。それでもイイか?」
女は蒼白になって返答する。
「ええっ、で、でも電源が、既に電源が…。」
もし俺が閣僚ならば5分後には辞表を出さなきゃナラナイ発言をブチかます。
女は狼狽し震え出した。俺が『言った通りに』する男だってコトが直感で判ったらしい。
「〇×さん、どうしたの?」
もうひとりの女がこちらに声をかける。そしてこの状況を把握してくれたらしい。
「なんだ、そんなコトか。」
彼女は事も無げにポチッと電源を点けた。最初の女は俺と同じくヒドイ機械音痴だったようだ。
アナザーオバハンのお陰で俺は結婚の機会を逸した訳だが、何はともあれ無事に住民票を手に入れるコトができた。
何かひとつのモノを得るためには、片方のモノを諦めなくてはナラナイ。これは世の鉄則である。
「たかが紙切れ1枚のために随分ワガママ言っちゃったかなぁ?」
俺は少し恥ずかしくなったが、気にしないコトにした。今までにもっとたくさんの、それこそ死にたくなるような恥をかいてきたんだ。何をいまさら、なのでアル。
寒空の下、俺はまた自転車を走らせる。例によって俺の心の中にユーツの気配が色濃く漂ってきた。
国立のディスクユニオンに寄る。安レコ箱から1枚ラテンのイージーリスニングを買った(写真)。
きっと楽しい内容の音楽だと思う。でも俺がこのレコードをターンテーブルに乗せるコトはナイかも知れない。買っても聞かないレコードが山ほどあるんだ。
俺は冷たい向かい風が吹きすさぶ多摩蘭坂をヒーヒー言いながら登っていた。

