
10月17日(火)
最近は早寝早起きしている(昨夜は夜更かししたけどキチンと早起き!)。
朝から掃除洗濯をし、お弁当を作る。そして主婦としての喜びを噛み締める。
もし俺に子供がいたら毎日、凝りに凝ったお弁当を作ってあげるのに。
「いってらっしゃい!頑張って!」などと手を振って見送りたい。きっとウザがられるだろうけど…。
俺には100%児童虐待なんてあり得ない。他人の子供でもあんなに可愛いのに、いわんや我が子となればその愛しさたるや如何なるモノであろうか、想像すらつかない。
とはいえ、俺の子供は間違いなく凄まじいバカだと思う。脳に損傷が?と思えるほどの学力の低さだと思う。
しかし我が子よ、何も心配するコトはないんだよ。必ずパパが裏口入学させてあげるからね。やはり高学歴は魅力だよ。そうだ、将来は医者になってガバガバお金を稼いでおくれ。そしてパパに楽をさせておくれ。
患者の検便をズラリとならべて、臭いを嗅いでニヤついてるだけの無能な医者になって欲しい。パパは君にそんなドアホなドクターになってもらいたいんだ。
とにかくアブノーマルな人間になっておくれ。
パパは常識やモラルが苦手なんだ。いやそれを振りかざすヤツラがキライなんだ。
早く大きくなって万引きで捕まってパパを喜ばせておくれ。パパはね、犯罪を犯した我が子を警察に引き取りに行くのが子供の頃からの夢だったんだ。君はパパの夢を叶えるような立派なアブノーマル人間になるんだよ。期待してるからね!
ここまで書いててあまりの甘酸っぱく幸せな将来像にメロメロになってしまった。こんな家庭を築けたらどんなに幸福だろう…。ああロマンチック!でもきっと俺には暖かい家庭生活なんて夢のまた夢なんだろうな。
『嫌われ松子』みたいな人生しか用意されてナイんだろうな俺には…。
というような感じで朝から激しく妄想してしまった。
実際よくこれで社会生活が勤まるモノだと、我ながら不思議でしょうがない。はたして大丈夫なんだろうか俺は?
くだらない妄想を断ち切るべく俺はレコードを聞くコトにした。
T・REXの『TANX』を選んだ(写真)。
どんなに大きな失望を歌っていても、マークボランの声はいつもひたすら明るい。なぜならボランは自分の歌で人を楽しませたいとだけ願っていたからだ。だからしみったれた感情なんて彼には邪魔なだけだったんだ。そんな自分の掟をかたくなに守り通した男なんだね、マークボランは。
『たかがロックじゃないの、気楽にノレよ!』
T・REXのライブはいつもヒドイ演奏だったらしい。ある日のライブで客がドン引きになってるところにマークボランは事も無げにそう言ったらしい。スゴイ人だね。やっぱりバカなの?
いやはやとてもじゃないが俺にはマネ出来ない。
ただ単にヘタなだけの俺がそんなコト言ったらお客さんに集団リンチされちゃうよ!
でもねマークボランと俺にはたったひとつ共通するトコロがあるんだ。
それは『何がなんでもお客さんを楽しませたい!』と思って音楽を作っていることなの。この一点のみは我々に深く共通するモノなんだ。
『見に来てくれた人が笑顔で帰ってゆく。』これだけが、これだけが俺の願いである。これ以外の幸福なんて俺には存在しない。ホントにあとは何にもイラナインダヨ。
俺のようにたいした器量もナイ音楽芸人がエラそうに言うのも恥ずかしい限りだが、なんとか少しでもT・REXにせまるような楽しい音楽を作りたい。だからもっと日々精進しなきゃイケマセンワ。
でもね正直、ライブはまだダイナミックの方がイイかもよ。それくらいT・REXのライブはヒドかったよ。但し映像は別だけどね。もう死ぬほどカッコイイ!
他に類を見ない、史上最高のロックンローラーだったんですよ、マークボランは。